起業して成功しやすい業種とは何でしょうか?「成功しやすい」とはつまり、「失敗するリスクが低い」ということです。
今回は、失敗するリスクがない起業をするための6つの秘訣について説明していこうとおもいます。
1.在庫を持つ必要がない
たくさんの在庫を抱えるビジネスの場合、それらすべてが売れると儲かったとしても売れ残りによる損失のリスクは常にあります。在庫は売れなければお金を生みません、
もし在庫が必要なのでしたら、少量だけ在庫を持って受注で売っていくスタイルから始めるのが無難です。
失敗しない起業をする人は在庫を持つ必要のないビジネスをすることが多いです。在庫を持たないことは大きなリスク回避になります。
2.維持費が低い
維持費が低いビジネスであれば、事業を安定して続けていくことができます。維持費が高いビジネスの場合は、起業直後の利益を出しにくい時期に経営が悪化し、事業が黒字になる前に破綻してしまう可能性があります。
維持費は高くなればなるほど経営を圧迫し、資金ショートに陥るリスクも高くなります。
起業して経営を安定化させるためには、維持費の低いビジネスを選ぶことが重要です。
3.利益率が高い
いくら売上が高くても原価が高いのであれば利益は低くなってしまいます。利益を上げるためには、原価率をできるだけ下げる必要があります。
例えば、900円で仕入れたものを1000円で売るよりも、減価を0円でできるITやデザインの仕事のほうが利益率は高くなります。
利益率が低い仕事として、飲食店があげられます。その原因としては、仕入れや人件費、固定費が大きく、売上が上がっても利益が上がりにくいことがあります。
反対に、コカ・コーラの利益率は90%、コンタクトレンズの利益率は99.7%ですが、これらは薄利多売のビジネスであり、それなりの資本力がないと実行が難しいです。
そのため、起業するのであれば大きな資本は不要で、利益率が高いビジネスを選ぶことが重要です。
4.多額の初期投資が不要
起業時に設備投資や店舗取得費などに高い初期投資が必要な場合、それを回収するには長い年月が必要となり、経営を安定化させることが難しくなります。
起業を成功させるコツとして、初期投資は出来るだけ少額で抑え、残りを全て運転資金として貯めておくことが大切です。
大きな初期投資をしたものの、思うように利益が伸びずに資金ショートに陥るケースは多いです。出来るだけ起業のコストを下げることが重要です。
5.難しい業種は避ける
起業は自分がやりたい仕事で始めるものですが、行うのが難しい業種は失敗してしまうリスクが高いです。
上記のように、在庫が必要で維持費が高く、利益率が低いうえに初期投資が高額な業種は成功させるのが難しいです。
具体的な例としてはカフェや雑貨屋などの業種は利益率もリピート率も低いうえに在庫が発生し、初期投資も必要ですので、起業初心者には難しい業種だと言えます。
失敗しない起業をするためには、やりやすい業種を選ぶことが重要です。
特に失敗しにくい業種としてストックビジネスが挙げられます。
ビジネスを安定させるためには売上を伸ばす必要がありますが、売上には単発の「フロー」と継続して得られる「ストック」の2種類があります。
6.なるべく人件費は抑える
起業して経営を圧迫しやすい維持費ですが、その内訳として大きな部分を占めるのが人件費と家賃です。破産するリスクを少しでも抑えたいなら経営が安定化するまで維持費は低く保つ必要があります。
売上が見込めない段階で、起業してすぐに人を雇う経営者も多いですが、これは非常にリスクが高いと言えます。
起業に成功している経営者は経営が安定化するまで誰よりも頑張って働いています。
まとめ
今回は起業で失敗しないためのポイントをまとめてみましたが、参考になりましたでしょうか。
経営を安定化するためには維持費や初期投資など事業に必要な資金をできるだけ削ることが大切です。在庫を持たずに高い利益率で初期投資を抑えて起業をすること、収入が安定化するまで維持費を低く抑えることが起業を成功させる大きなポイントです。