安倍政権が長く続いていますね。女性に産めよ、育てよ、働けよ、とアピールしている気がするのは私だけかもしれませんが、それはさておき、女性の起業や創業が少しずつ増えているのは事実です。
女性ならではの子育て経験や気づきが大きな事業に発展するケースはいくつもあります。今回は、女性の創業に有利な助成金についてまとめます。
助成金としていくらもらえるのか、利用できる助成金にどんな助成金があるのかなど、専門家の意見を聞いてみたいという方は下記診断をご利用ください。助成金の受給資格の有無など3分で確認できます。
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1.自治体の行っている助成金
女性のための助成金を出してくれる一つのカテゴリとして、自治体があります。以下に、女性起業家を支援する自治体の行う助成事業の一部をご紹介しましょう。
①【兵庫県】女性起業家支援事業
兵庫県は積極的に女性起業家を支援しています。兵庫で有名な助成起業家と言えば、育乳・育尻(!)下着専門店Chabi(ちゃび)で創業された原知佳さんがいらっしゃいます。確かに、ブラやガードルなどは身に着けている女性が創業する方がうまくいく気がしますよね。
兵庫県は楽天の三木谷社長やfreeeの佐々木社長、クラウドワークスの吉田社長などIT・ネット界での重鎮を排出しているという実績があります。女性起業家にも積極的に支援するのもうなずける気がしますね。
兵庫県の女性起業家支援事業の運営は「公益財団法人ひょうご産業活性化センター」という団体が行っています。条件は100万円で空き家を活用する場合はプラス100万円となります。空き家問題は全国の自治体で問題となっていますからね、、!
以下のURLより詳しい事業内容を見ることができます。是非、チェックしてみてください。
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②【東京都】若手・女性リーダー応援プログラム助成事業
この助成金は公益財団東京都中小企業振興公社が主催しているもので、同公社は他にも女性起業ゼミなど女性のための創業支援もしている大きな組織です。こちらの助成金のポイントはズバリ商店街。これから都内の商店街で事業を営む女性または若手男性(39歳以下)へ、最大730万円の店舗整備費用や実務研修費用を支援してくれます。
商店街の活性化は地方だけでなく東京都内においても大きなテーマとなっています。人を呼べる「女性ならでは」のビジネスモデルで商店街の活性化を目指してみませんか?
余談ですが、東京出身の有名起業家と言えば平野未来(みく)さんがいます。東京大学大学院卒業の才女で、在学中にIPA(独立行政法人・情報処理推進機構)での創造事業に選出されビジネスをスタートしました。
若手・女性リーダー応援プログラム助成事業|公益財団法人東京都中小企業振興公社
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③【神奈川県・横浜市】女性起業家支援
こちらは助成金ではなく神奈川県の横浜市が主催する融資ですが、女性に向けての創業支援ということでご紹介させていただきます。横浜市内でこれから創業予定の女性、または創業後5年未満の方が使える創業融資で、その融資額は3,500万円以内となっています。
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こちらの融資では無担で金利が1.9%以内とかなりの低金利になっています。また、特筆すべきは融資に関して信用保証協会を経由する場合の信用保証料(手数料)が初めて同協会を利用する方は無料になります。
④芸術派の女性なら!【大阪府・大阪市】芸術活動(団体・個人)助成事業
バレエ・絵画・音楽、映画などなど、、。女性ならではのセンスで市内の芸術や文化の振興と発展の目的のために大阪市が支援する助成金があります。大阪市の芸術活動助成事業です。
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最近、女性の映画監督も増えましたよね。芸術の振興にはお金がかかりますし、この事業を有効に使ってあなたの得意分野を大阪市に広めるのはとても良い方法です。ちなみに、この事業は営利目的のものや趣味の教室などの参加者の発表会、学園祭などは支援対象外となっています。
2.日本政策金融公庫の行っている助成金:女性・若者・シニア創業サポート事業
自治体以外での女性向けの助成金と言えば、やはり日本政策金融公庫の資金です。女性・若者・シニア創業サポート事業はとても有名な女性向けの公的な助成金として知られています。
こちらの助成金には年齢制限があり、35歳未満または55歳以上です。(筆者は該当しません、、)また、どの事業でも融資をしてくれるわけではなく技術・ノウハウに新規性がある事業の設備費用と運転資金を融資するとされています。
女性・若者・シニア創業サポート事業|日本政策金融公庫
https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/02_zyoseikigyouka_m.html
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3.女性ならではの職業の助成金
①保育士で創業のための助成金
保育士は男性保育士ももちろん大勢いらっしゃいますが、どちらかと言えば女性に多い職業の一つと言えるでしょう。保育士の経験やスキルを活かして、新たに保育園を新設しよう!と助成金や補助金を調べる女性の方もちらほらいらっしゃいます。
保育園をゼロから立ち上げるのは簡単なことではありません。国や自治体からの助成があるからと言って、それは基本的にキャッシュバックなのです。ご存知のように、国からの補助がある保育園は認可保育園で、認可保育園として認められるには児童福祉施設最低基準を満たさなければいけません。
例えば、東京都内の認可保育園の最低基準は以下の通りです。
平成二十四年・東京都児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例
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②ネイリストで創業のための助成金は?
既にネイルサロンを経営している方のための助成金や補助金は検索すればたくさん出てきます。従業員を正社員などに雇用短観する場合はキャリアアップ助成金が使えますし、ネイルの研修を受けさせる場合は人材開発支援助成金があります。
けれども、これからネイルサロンを開業するための支援としての助成金・補助金は特にありません。前述した自治体や日本政策金融公庫の助成金を頼ることになるでしょう。
まとめ
女性ならではの助成金はあまり数が多くありません。ご紹介した助成金以外は男性・女性限らず条件に当てはまれば受給できるチャンスがあります。女性・男性にこだわらず、起業のための助成金という意識で探せば、もっと狙える助成金の種類は増えることでしょう。
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