日本政策金融公庫で創業や事業のため融資を受ける人は多いものです。融資を受けようと決めて、書類作成と提出をするまでに多くの時間を費やした事業主は、お金が振り込まれるまで今か今かと気持ちが落ち着かないことでしょう。
今回の記事では、公庫に融資の申請をしてから着金するまでの平均的な期間について解説していきます。
1.日本政策金融公庫の審査は面談直後からスタート
日本政策金融公庫で融資を受けるには、まず以下のアクションが必要です。
自分で申し込みをする中で、事業計画書の書き方が分からないなど疑問点が出る場合があります。
そんな時は、経済産業省の認定する【認定支援機関】という機関(当サイトや他税理士事務所など)を経由して申し込む方法もあります。
認定支援機関を通じた場合に関しては、今回はテーマの都合上割愛します。
2.日本政策金融公庫と過去に取引があるかないかで期間は異なる
日本政策金融公庫では創業融資だけでなく追加融資を受ける方もたくさんいらっしゃいます。
さらに言えば、利用者の業績が悪いかどうかでも若干審査期間は変わってきます。
過去に公庫で融資を受けたなどの取引があった場合は、利用者の状況について日本政策金融公庫は把握していますので、比較的、審査期間は短めになります。
また、それだけでなく業績の良し悪しも審査期間に影響します。
クレジットカードの審査の場合でも、ご自身が最近退職された直後での申し込みや多額のリボ払いの残債がある場合などは、概して審査期間は長めになると言われています。
3.何曜日に面談をしたのかもカギ!2~3日はズレ込む事も
日本政策金融公庫の融資担当者は原則、土日祝に業務は行いません。
クレジットカード会社のコールセンターなどは土日も稼働していますので、ついついそのことを忘れてヤキモキしてしまう方もいらっしゃるかもしれませんね。
例えば、木曜日や金曜日などの平日の終わりごろに面談をした場合は、土日を挟むため平均的な審査期間よりも2~3日プラスになると思ってよいでしょう。
4.面談担当者が上層部に報告するための資料作成に2日以上かかる?
もう一つ、審査期間に影響する事柄として日本政策金融公庫の融資担当者の個人的なスケジュールがあります。
融資の面談をした担当者は、上層部へ上げてもOKと思われる融資申請者に関しては引き続き書類作成を行います。
例のように、金曜日に面談を終えた場合は、その日のうちに資料をまとめるのは不可能です。
資料作成が速い担当者もいますし、普通の担当者もいます。
また、案件を抱えて忙しい融資担当者もいますし、そうでない担当者もいます。
そんなわけで、日本政策金融公庫の融資担当者に状況によって2~3日は延びたり早まったりすることもあるのです。
5.なぜ?認定支援機関を通すと早く結果がわかるのか
日本政策金融公庫へ認定支援機関(当サイトもそうです)を通じて申込みをされた場合は、若干状況が変わります。
融資の審査は融資の申請者へ郵送で送られますが、その前に認定支援機関を通じて申し込んだ場合は日本政策金融公庫の融資担当者は郵送前に認定支援機関へ電話をします。
郵送より電話の方が速いですよね?認定支援機関は結果が分かり次第、自ら担当したお客様(融資申請者)へ即座に電話連絡をします。
まとめ
日本政策金融機関の融資の審査は1週間~3週間ぐらいと幅があります。
そんなに長い期間は待てない!という方は、他にファクタリングや事業ローンなどの選択肢もあるので、検討してみましょう。