経費を使った節税の基本は、集めることです。
集めるものは、レシート、領収書、そしてメモ書きです。
毎日、何かを購入した際には、必ずもらっておくように習慣づけます。
サラリーマン時代は、領収書をもらう習慣はなかったかもしれませんが、経営者になればまずはどんなレシート、領収書でももらっておくようにしなければいけません。
集める、打ち込むを習慣づけよう
たとえば東京から恵比寿まで電車に乗ったとします。
もちろん、領収書をもらう人はまれですし、券売機ではでてきません。
こういうものは、「会社に帰ってからやろう」と思い放っておくと、結局、数回のうち1回ぐらいは忘れていることが多いと思うのです。
自分で企画を練るために喫茶店に入り、コーヒー代が500円かかったとします。
企画を練るために入った喫茶店でしたが、結局疲れていたので、仕事はせずボーッとして過ごしてしまうことになりました。
もちろん、このようなケースは、経費として認められる確率はかなり低くなりますが、それでも、とりあえずレシートはもらっておくようにします。
なぜか。
それは、「えっ。それって経費で落ちるの」ということがあっても、そのときにレシートや領収書をもらい忘れていたというのを避けるためです。
とりあえず、レシート、領収書を集めておくことが、少額の経費管理の基本になります。
そして、1日の営業時間が終わったとき、パソコンなどを使用し、明細と金額をエクセルや会計ソフト(クラウド)に打ち込んでおくようにします。
集める作業と、打ち込む作業。
この2つの作業を習慣づけておくことが大切です。
ネットで購入すると履歴が残る
最近では、ネットで会社に必要なものを買う人が増えています。
ネットでの購入は、購入したサイトによっては、履歴が残るため、あとから一覧で見ることができるなど便利な点があります。
そのような機能を活用することによって、レシートや領収書を集める苦労がなく、経理作業の効率が改善されるでしょう。
Amazon
書籍専用のネット通販はAmazonが代表格ですが、その後、サービスの幅を拡げ、
書籍以外のあらゆるジャンルの商品を取り扱うようになりました。
オフィス用品などを購入しても、商品によっては翌日に届いたり、手数料がかからなかったり、といったメリットがあります。
Amazonで購入すると、会員専用ページから購入履歴が見られます。
その購入履歴から、その商品の領収書を印刷することができるのが、経理面からの最大の魅力です。
楽天
楽天は国内最大手のネット通販事業者であり、多くの小売業者の集合体です。
Amazonと同じく、品揃えは豊富ですし、商品の品番がわかれば、検索欄にうちこみ、同じ商品のショップ別の価格やサービスの違いを見比べることができるというメリットがあります。
また、購入した履歴をいつでも一覧でみることができます。
ただ、現状では支払方法が、クレジットカード・銀行振込・楽天バンク決済の場合、領収書は、商品出荷後に、別途メールにて送られ、自分で名前を記入する必要があります。
また、代金引換の場合、宅配業者からの控えが、領収書とされてしまうので、領収書の発行という点ではAmazonのほうに軍配があがります。
モバイルSuica
JR東日本の乗降キャッシュレスサービスとしてはじまったSuica。
いまでは関東圏の地下鉄や私鉄だけでなく、全国のJRや主だった地下鉄や私鉄の多くで使えるようになり、利便性が大きく向上しました。
交通費をモバイルSuicaで精算することの最大のメリットは、あとで利用履歴が乗車駅、降車駅、金額の一覧付で表示できることです。
また、パソコンからアクセスすれば、その履歴のなかから、必要なものをとりだしプリンタを経由して、領収書として発行することができます。
つまり、プライベート、ビジネスの両方で1枚のカードを利用しても、ビジネスで乗車したものだけを選んで印刷することができるので、プライベート用やビジネス用といったカードを作り、2枚のカードを使い分けるという手間も必要ありません。
経理面では、他の交通系カードを一歩上回る実力をもっているカードといえるでしょう。
交通費の精算がとても楽になります。
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